廃炉法案、了承見送り 民主党内「最長60

野田佳彦首相は24日、内閣記者会のインタビューで、民主党小沢一郎元代表が消費増税に反対していることについて「熟議を積み重ねて結論を出している」と反論した. そのうえで「必要な時はどなたでもお願いしたり、説得したりする」と述べ、小沢氏を説得する意向を示した. 消費増税を掲げて衆院を解散する場合、政界再編もあり得ると小沢氏が述べていることに「解散うんぬんという話は念頭にない. それを前提に発言されても困る」と不快感を示した. 停止中の原子力発電所の再稼働については「地元の理解が得られているかを勘案して判断する」と強調. 原子力規制庁の発足前に再稼働を判断する可能性については「規制庁ができる前に駆け込みで、というのは基本的にはありえない. 原子力安全委員会の確認など、順を追ってやる. 順序を飛び越えてというのはありえない」と語った.

野田内閣は23日、通常国会に提出する原子力安全改革法案で原発の運転期間を原則40年に制限する方針を民主党に説明した. しかし、最長で20年間延長できる例外規定があることから、異論が相次ぎ、法案の了承は見送られた. 法案は、民主党の環境、内閣両部門会議と原発事故収束対策プロジェクトチームによる合同会議で説明された. 内閣から細野豪志原発相らが出席した. 例外規定では、原子力事業者が希望する場合に施設の安全性や技術能力の基準を満たせば、1回に限り最長20年まで延長を認める. 合同会議では例外規定の削除を求める意見も出た.

サッカーのフランス1部リーグは20日、各地で最終節が行われ、MF松井大輔が所属するディジョンは敵地でレンヌに0―5で大敗し、勝ち点36の19位で来季2部降格が決まった. 松井はベンチから外れた. モンペリエオセールを2―1で破り、勝ち点82で初優勝を果たした. (時事).