高校生就職内定率73.1% 11月末、2

昨年11月に打ち上げられた米航空宇宙局(NASA)の探査機キュリオシティが火星に到着、8月6日に着陸する. 重さ1トン近い機体を安全に着地させるには時速2万1千キロの速度を、大気圏突入後の7分間でほぼゼロまで減速させる必要がある. NASAでは「過去の惑星探査で最も困難な着陸」と話す. 火星の大気は地球の100倍以上薄く、パラシュートだけでは十分な減速効果が得られない. 2004年に着陸した探査機オポチューニティでは、周囲に取り付けたエアバッグで衝撃を吸収したが、5倍以上重いキュリオシティでは使えない. そこで、機体を空中でつり下げて降ろす「クレーン方式」を採用. エンジンの逆噴射で減速させた後、地上20メートルの地点からは探査機をぶらさげて着地させる. 着地後、クレーン部分は安全な地点まで飛ばしてから落下させる. 火星まで電波が届くのに14分近くかかるため、リアルタイムでの操作や指示は難しい. NASAの担当者は「自動化された秒刻みの作業がすべて正しく行われる必要がある」という. その様子を描いたアニメーション動画「恐怖の7分間(Seven Minutes of Terror)」(http://www.nasa.gov/multimedia/videogallery/index.html)は、動画投稿サイト、ユーチューブにも投稿され、再生回数が100万回を超えるなど、人気を呼んでいる. 着陸の目標地点は、かつて水が運んだ堆積(たいせき)物があるとみられる赤道付近のクレーター. キュリオシティはロボットアームで岩石を採取、内部で化学組成を分析できる装置を備えており、生命が存在した痕跡がないかを調べる. (ワシントン=行方史郎). 厚生労働省が17日発表した今春卒業予定の高校生の就職内定率は、昨年11月末時点で73.1%となり、前年同期を2.5ポイント上回った. この時期の内定率としては2年連続で改善したが、2008年秋に起きたリーマン・ショック前の水準には回復していない. 就職希望者は前年同期比1.0%増の17万人で、うち内定を得たのは同4.5%増の12万4千人. 就職希望者1人に対する求人数を示す求人倍率は0.06ポイント増の1.09倍になった. 東日本大震災の復興需要などに伴う求人が増えている. 被災3県の内定率も上昇し、岩手が3.9ポイント増の80.1%、宮城が15.9ポイント増の71.0%、福島が6.9ポイント増の73.3%だった.