川崎、風間イズムに手応え 大宮の猛攻しの

第84回選抜高校野球大会(日本高校野球連盟、毎日新聞社主催、朝日新聞社後援、阪神甲子園球場特別協力)の組み合わせ抽選会が15日、大阪市北区毎日新聞大阪本社オーバルホールであり、出場32校の対戦相手が決まった. 開会式の選手宣誓は抽選により、東日本大震災津波で学校が大きな被害を受けた21世紀枠石巻工(宮城)の阿部翔人(しょうと)主将が務めることになった. 阿部主将は「自分の力だけでなく、多くの支えがあったからここにいられる. 感謝の気持ちを込めたい」と語った. チームは大会第2日第3試合で、昨秋の九州大会を制した神村学園(鹿児島)と対戦する. 同じく21世紀枠女満別(北海道)は九州学院(熊本)、洲本(兵庫)は鳴門(徳島)と初戦を戦う. 第1日の第3試合では、ともに身長190センチを超える大型右腕を擁する大阪桐蔭花巻東(岩手)が激突することになった. 19日、川崎2―0大宮) 川崎は4月に風間監督が就任後、初めて無失点で勝利. 実藤は「無失点は気持ちいい. 自分たちのペースでできた」と納得の表情で振り返った. 前半途中までは押され気味だったが、徐々にパスがつながりだして主導権を握った. 後半2点を挙げ、終盤の大宮の猛攻もしのいだ. 中村は風間監督の戦術に手応えを感じている様子. 「もっとやれる. 相手がうんざりするくらい、(パスを)回せると思う」と自信を見せた. (時事).