浦和学院の佐藤、2試合連続の完投 選抜高

今秋にタイで開かれるフットサルのワールドカップ(W杯)予選を兼ねたアジア選手権は29日、アラブ首長国連邦のドバイで準々決勝があり、日本はキルギスを1―0で破って準決勝に進出、3大会連続4度目のW杯出場を決めた. 日本サッカー協会の大仁副会長は30日、W杯に向けて元サッカー日本代表FW三浦知良(横浜FC)の招集を検討する考えを示した. 三浦は今年1月、Fリーグ北海道の一員として公式戦に出場. 試合を観戦したフットサル日本代表ロドリゴ監督が関心を示しているという. W杯の開催は11月. Jリーグの日程と重なるため、協会は今後、横浜FCと話し合いを行う方針. 大仁副会長は「最終的には監督の判断になるが、個人的にはぜひ出て欲しい」と語った. アジア選手権では日本の他、開催国タイを除くとイラン、オーストラリア、クウェートが出場権を獲得. 日本は30日の準決勝でオーストラリアと対戦する.

27日、浦和学院2―0三重) 浦和学院の右腕佐藤は、辛抱強く投げ抜いた. 相手投手の三浦も好投を続け、7回まで両者無得点. 「延長15回まで投げるつもりだったので、落ち着いていた」. 8回に先制しても低めを丁寧に突く投球は最後まで変わらず、被安打3の完封. 7回にはチーム初安打となる二塁打を左越えに放ち、3番打者としての役割も果たした. 「次も投打で活躍したい」. 2試合連続の完投で、8強一番乗りだ. 鹿児島県知事選は21日告示され、伊藤祐一郎向原祥隆の2氏が立候補を届け出た. 県内には九州電力川内(せんだい)原発(同県薩摩川内市)があり、政府が関西電力大飯原発(福井県)の再稼働を決めた後、初の知事選. 停止中の川内原発の再稼働の是非が争点の一つとなりそうだ. 投開票は7月8日. 2氏とも「脱原発」を掲げるが、3選をめざす現職で元総務省審議官の伊藤氏は再稼働を容認する姿勢. 「原発に代わるエネルギー確保までは、安全性を確保した上で原発の活用が求められる」として、脱原発の時期も自然再生エネルギーが代替可能な時期として「30年後」とする. 「県政はシングルイシュー(単一の争点)ではない」とし、医療や福祉など生活基盤の充実も訴える. 新顔の出版会社社長、向原氏は知事選を「原発の是非を問う県民投票」と位置づける. 東京の会社を辞めて20年前に故郷・鹿児島に戻り、市民団体「反原発・かごしまネット」事務局長として反原発運動に取り組んできた. 再稼働には同意せず、川内原発の「即廃炉」を主張. マニフェストには、廃炉に向けた作業を安全に進めるための委員会設置も盛り込んだ. 伊藤氏は民主、自民、公明、国民新の支援を受ける. 共産は向原氏を応援する方針. 社民は自主投票を決めている.