坂本龍一さんら米アカデミー会員候補に

米大統領選に向けた共和党の候補者選びで、ギングリッチ元下院議長が集会で代表曲の「アイ・オブ・ザ・タイガー」を無断で使用しているとして、1980年代のロックグループ「サバイバー」のメンバーが差し止めと賠償を求める訴えを起こした. 「アイ・オブ・ザ・タイガー」は82年の映画「ロッキー3」で使われ、大ヒット. 逆境に立ち向かう状況を示す曲などとして、しばしば使われている. 1月30日にイリノイ州の連邦裁判所へ提出された訴状によると、ギングリッチ氏は一昨年以来、集会などで「アイ・オブ・ザ・タイガー」に合わせて登場. 訴状はグループが許可をしていないとしたうえで、「議長として著作権法改正にもかかわったギングリッチ氏は法を熟知しており、意図的に犯している」と主張. ギングリッチ氏の陣営はコメントしていないが、31日の集会では使用しなかった. (オーランド〈フロリダ州〉=中井大助).

アカデミー賞を決める米映画芸術科学アカデミーは29日、映画「ラストエンペラー」(1987年)で作曲賞を受賞した音楽家坂本龍一さんや、米国でも活動する撮影監督の栗田豊通さんら計176人を新規会員候補として選び、招待状を送ったと発表した. 受諾すれば、正式な会員になるという. アカデミー賞の候補、受賞者を選考する会員は6千人弱で、欠員に応じて毎年補充する. 日本人の会員は、俳優の渡辺謙さんらがいる. (ニューヨーク=中井大助).