asahi.com(朝日新聞社): 復興

25日山形大会決勝、酒田南6―5日大山形) 不振の3番が酒田南の救世主になった. 同点の8回1死一、二塁. 2年生の阿部光が右翼線へ決勝の適時二塁打し、両チーム合わせて24安打の試合に決着をつけた. 「速球が真ん中に甘くきた. 『決めてやる』と思って振った」. 準決勝まで4試合で3安打. この日もそれまで無安打. 「3年生にお世話になった. 恩返しに、絶対に甲子園に一緒に行きたかった. 最後は気持ちで打ちました. 肝臓内の脂肪を燃やして中性脂肪を減らすトマトの成分を京都大の河田照雄教授らが見つけ、マウスで効果を確かめた. トマトですでに知られている成分にはなかった効果だという. 健康食品などへの応用が期待される. 米科学誌プロスワンで10日発表した. トマトを食べると中性脂肪が下がることは動物実験でわかっていた. だが、その効果はリコピンなどトマトの健康成分にはなく、何が効いているのかは不明だった. 河田教授らはトマトの成分を細かく分け、脂肪を燃やす酵素をつくる遺伝子にかかわる物質を探した. その結果、脂肪酸の一種「13―oxo―ODA」がその遺伝子のスイッチになっていることを突きとめた. トマトの中でリノール酸からできるらしい.

阪神大震災の犠牲者を悼み神戸市中央区の東遊園地で燃え続けている「1・17希望の灯(あか)り」の分灯が10日始まった. 今年は26団体から分灯の申し込みがあり、初日は市内外の小中学校など9団体が、ろうそくに炎を移して持ち帰った. 震災の日に合わせ学校や地域で開く追悼行事でともす. 兵庫県加古川市立陵南中学校では、17日の全校集会で約550人の全校生徒が1本ずつろうそくを持ち、詩の朗読や歌などで追悼する. 生徒会長の2年古賀亮汰さん(14)は「昨年は東日本大震災があった. 自分たちが今何ができるかをみんなで考えながら、炎を回していきます」と話した. 昨年12月には、分灯されたあかりが岩手県陸前高田市に設置された「3・11希望の灯り」にともされた. 分灯は17日まで. 申し込み、問い合わせはNPO法人阪神淡路大震災「1・17希望の灯り」(078・682・1117)まで.