政治への参加―新たな挑戦に注目しよう:

教えて! デッドエンドTV"第6回の映像も公開 アルケミストから2011年9月29日に発売予定のPSP(プレイステーション・ポータブル)用ソフト『 デッドエンド Orchestral Manoeuvres in the Dead End 』の限定版が登場. 同梱されるネタバレ満載のファンブック(設定資料集)には、キャラクターデザイン初期設定資料や武器デザイン、原作者コメントが収録されており、独特の世界観をより深く知ることができる内容となっている. この限定版のパッケージイラストを大公開. 人間メインの通常版パッケージイラストとは対照的な、吸血鬼メインのデザインだ. さらに、声優グランプリVで配信されている"教えて! デッドエンドmobile"の連動番組、"教えて! デッドエンドTV"第6回の映像が公開された. 番組内では、ヘンゼル役の内田彩、ウツロ役の巽悠衣子、グレーテ役の大亀あすかが『 デッドエンド 』の本質である"ゲームブック"の要素を使ったアナログなゲームにチャレンジする. なお、今回は内田彩が2回目のチャレンジ! カメラを前にセクシー(? )なポーズを披露する内田彩に注目してほしい. 再生するにはプラグインが必要です. (C)TEXT./Alchemist 「デジタライズド・ゲームブック」は株式会社スタジオパンドラの登録商標です. 造幣局広島支局(広島市)は3日、消費増税に備えて1円玉の製造を始めた. 1分間に750枚造る圧印機で、3月末までに約2550万枚を用意する. 「平成20年」は1億3481万枚だったが、電子マネーなどに押され、「平成22年」の790万枚を最後に一般向け製造を中止. その後は、収集家向けセット分を細々と造っていた. 税率8%の「おかげ」で久々に存在感が高まるが、来年10月には端数の出にくい10%が予定される. 1円玉の命運はいかに. 選挙で政治家や政党を選んでも、思うような政策を実行してくれない. それが不信やあきらめを生み、投票しなくなる. そんな「お任せ民主主義」の悪循環に、どうやってくさびを打ち込むか. ■波紋起こす審議会へ 首相官邸から道一つ隔てた内閣府の一室. 昨秋から、一風変わった審議会が開かれている. 「国・行政のあり方に関する懇談会」 インターネットを使った資金集めを支援するサービスの開発リーダー(26)、企業と連携して子どもに教育の場を用意するNPOの理事長(34)、公園の設計から地域興しも手がけるデザイン会社社長(40)... . 委員17人のうち20~30代が9人. 女性が10人を占める. 都会でシェアハウスが人気なのはなぜか. 農業の価値って何だろう. 毎回ゲストを招き、車座になって議論する. 飛び出したキーワードを、行革事務局の官僚が白板に書き込む. 会合はネットで中継し、ネットに寄せられた声も紹介する. 事務局を務める役所のシナリオに沿って議論することが多い他の審議会とは一線を画す. 事務局次長の藤城眞さん(52)は、財務省総務省で税制改革や公務員削減を担当してきた. これまでの仕事を自問し、同僚と議論を重ね、今回の試みに行き着いた. 国民の間に政府への不信は根強く、負担増は嫌われる. かたや政府への要求は増え、財政の悪化に歯止めがかからない. この構造を変えるには、できるだけ多くの人に、主権者として政治に関心を持ち、かかわってもらうしかない. 審議会に「有識者」を集め、立派な報告書を作っているだけでは間に合わない. 小石を投げ入れ、波紋を起こし、それを国民にも広げられないか. 「30年後も社会の一線にいる若手」を中心にメンバーを選んだ背景には、そんな狙いがある. ■有権者と議員のバー 藤城さんらの試みが、政治・行政システムの「内」からの改革なら、「外から内へ」の取り組みはどうだろう. 東京・渋谷のビルに昨年12月中旬、若い社会人や学生17人が集まった. 向き合ったのは東京都議会と区議会の議員4人だ. 一人3千~4千円の参加費を払い、酒やつまみを手に議員の間を回って話し合う. 会合のテーマは「国際交流」だったが、議員の暮らしぶりや都知事選の見通しなど何でもありだ. 名付けて「ヴォーターズ・バー」(投票者のバー). NPOのユースクリエイト(東京)が主催する. 代表の原田謙介さん(27)は東京大在学中の08年、学生ら若い有権者に投票を呼びかける団体を立ち上げた. 一昨年にユースを設け、地方議員との交流の場作りに乗り出した. 開催地の議会の議事録をネットで調べ、これはと思う議員に連絡し、会費付きで参加してもらう. 大学卒業後も、若者の一人として若者の政治参加を促したいと、就職せずにNPO活動を続ける. 講演料を活動費と自らの生活費に分けるルールを仲間と決め、各地を飛び回る. 愛媛、滋賀両県での開催を含め、バーは9回、参加者は200人を超えた. 昨年末には、趣旨に賛同した山梨県の学生が地元で「勝手バー」を開いてくれた. 手ごたえを感じつつある. ■市民の「迷い」に意義 では、自ら進んでは腰をあげない人まで巻き込むすべはあるだろうか. ひとつのカギは「抽選」だ. 行政の個々の事業が必要かどうか判定する「仕分け」. シンクタンク構想日本が提唱し、国では民主党政権が予算削減に使ったが、目指した成果をあげられず注目されなくなった. しかし、自治体では「抽選」を取り込んで進化している. 高松市は昨年11月、市内各地の体育館や保健センターを対象に仕分けをした. 判定を託されたのは、住民基本台帳から無作為に選ばれた20人の市民だ. 市が仕分けを始めたのは09年. 構想日本のスタッフが主役で、有識者が加わる形だった. 試行錯誤を重ね、昨夏から抽選制を採用した. 家業の畳関連卸会社で働く三村龍伸さん(32)は、11月の仕分けに当選した一人だ. バスケットボール同好会の活動で体育館を借りるが、仕分け対象には知らない施設も多かった. 利用者数や維持管理費など資料はそろっていても、判定で迷った. どの施設にも自分のような利用者がいる. でも、市は合併で広がったのに、配置の見直しは進んでいない――. 抽選制の仕分けにどんな意義があるだろう. いくら予算を削れたかも大事だが、むしろ市民が「迷い」を経験し、考える場を設けることではないか. 「お任せ」から「参加」へ、民主主義をどう立て直していくか. 目を凝らせば、さまざまな挑戦が見えてくる.