年寄名跡への功労金支払わず 相撲協会一括

日本相撲協会の全親方らでつくる評議員会と理事会が19日、東京・国技館であり、年寄名跡の協会一括管理に向け、昨年末に全親方への支払いを決めていた「特別功労金」は支払わないことを最終確認した. 相撲協会が目指す新制度の公益法人になるには、個人間で取引されてきた名跡を協会で一括管理する必要がある. 名跡取得に際して多額の金銭を支払った親方もおり、協会では昨年末、「公益法人化に功績があった」との名目で特別功労金を支払う方針を固めた. しかし、昨年度に約48億円もの赤字が出た財務事情から、支払いを取りやめる. mbt 激安 また、公益法人の認定後に最も重要となる「評議員選定委員」(5人)に、年寄会の井筒会長(元関脇逆鉾)、岡部観栄監事、安田裕明主事の3人を内定した. 同選定委は5人とすることをすでに決めており、残る2人は外部有識者をあてる.